https://hagiso.jp/collaborate/ima-theater/vol14/

本展は今和泉隆行が制作する空想地図、いわば実在しない都市の詳細地図と、その都市の日常を構成するあらゆるものを収集した展示です。空想地図とはその名の通り、実在しない土地の地図ですが、それは決して理想の土地ではありません。
都市の歴史的背景、地形、都市化の経緯を考えながら、都市の模様や、そこに息づく人々の日常を、地図として描いた空想地図。実際に数々の都市をフィールドワークして作られる空想地図は、現実の都市のように、日常感や情報を読み解くことができます。
そして誰も行ったことがないのにその街について語り、想像することができる、それが空想地図の大きな魅力のひとつでしょう。地図をはじめ、商業施設のロゴ、鉄道ダイヤ、住民票など、空想の土地に築き上げられるリアリティからは逆説的に、私たちの日常を取り囲む都市の生態系、普遍性が見えてくるようです。

それでは空想地図を片手に中村市へ出かけましょう。

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特別イベント

居間 theater vol.14｜ようこそ中村市！ワークショップ＆引越し相談会

今和泉隆行×居間theater 特別イベント
「ようこそ中村市！ワークショップ＆引越し相談会」
11月22日［日］
10：00－13：00「空想ワークショップ」参加費￥1,000（1ドリンク付）
13：00－16：00「引越し相談会 ようこそ中村市！」予約不要／参加費無料

空想地図を読む、使う、遊ぶための「空想ワークショップ」と「引越し相談会」。
２つのイベントでみなさまを空想都市・中村市のまちへご案内します。

イベント詳細はこちら（ https://hagiso.jp/collaborate/ima-theater/vol14/ ）から

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クロージングトークイベント
今和泉隆行×石川初（地上絵師）×宮崎晃吉（建築家・HAGISO代表）
11月27日［金］21:30 – 23:00
入場料 ￥1000（1ドリンク付）

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今和泉隆行　いまいずみたかゆき
1985年鹿児島市生まれ。その後の多くを東京都日野市で過ごす。
通称「地理人」。
7歳ごろから、実在しない都市の地図（空想地図）を描き始める。
淡々と描き続けるうちに、現在制作中の「中村市」の地図に専念する。
大学では地理学、まちづくりを専攻し、教育系NPOにも関与。IT企業のサラリーマンを経て、現在は空想地図制作、デザインを行うかたわら、空想の舞台の地図制作も承っている。
空想都市へ行こう！：http://imgcity.chirijin.com/

鳴海行人　なるみ こうじ
小学生の頃に『渋滞する交差点の再現』・『全国妄想高速道路網作り』にはまる。その後、空想地図作り、架空鉄道作りを経て交通まちづくりに傾倒した。
現在は日本にある街や観光地へでかけ、美しい風景や、人々の暮らしをレポート
することをライフワークとしている。一方で、交通に関することを中心に自らの経験を活かした空想世界設定も行って
いる。
MISTPOUFFER Workshop http://mistp0ufferkn.wix.com/profile

olo　おーえるおー
架空紙幣作家。4歳の時に読んだ『お金と切手のひみつ』（学習研究社・1978）がきっかけで紙幣の美しさに目覚める。現在はパソコンを使って合法的な
架空紙幣の制作を追及している。また、趣味として映像制作も行っている。
代表作は『テレビパン』（2014）、『11月23日に生まれて』（2015）など。

中田 匠　なかた たくみ
鳥瞰図作者。各地の鳥瞰図をコレクションする傍ら、「無いものは描いてしまえ」をモットーに地方都市の鳥瞰図を描き続ける。
今回の鳥瞰図は約80年前の平川駅前を描いています。市域は拡大し鉄道も道路もどんどん便利になっていった時代です。成長や利便性と引き換えに中世から続く落ち着いた街の面影は薄れていった時代でもあります。