HAGISO

HAGI ART|開催中|四方謙一 solo exhibition|symbiosis

開催日時:2019/01/16 - 02/17

四方謙一 「symbiosis」

1月16日[水]- 2月17日[日]

closed on : 2/4 – 2/10


かつて、色々な人が住んでいた十数年前にも、ここに何度か訪れた事がある。
数年前、現在の様子に変わり、ここにいる人達も使われ方も変化したが、建物と人とが互いに関係し、蓄積された情報と共存しながらこの場所は更新されているように感じた。
会場であるHAGISOへ差し込む光は、幾層にも重なった陰影がみられる程、淡いコントラストが建築内部の表情を見せる。
設置する作品はこの場所の環境に大きく影響され、縦に伸びた空間の中で表情を変化させる。
またそれぞれに、設置場所の情報を拡張させる相互依存の関係を構築する。
これからの1ヶ月、この場所を構成する大切な一部としてそれぞれが存在し、お互いがつくる多くの表情を楽しみにしている。

レセプションパーティー 2月1日(金)19:00 – 21:00
野老朝雄氏(美術家)、森純平氏(建築家)を迎えたトークも開催予定です
参加費:500円(ワンドリンク付)

四方謙一  プロフィール

1983年京都生まれ。
04年より野老朝雄氏に師事。07年早稲田大学芸術学校建築設計科卒業。
単純な幾何学や素材の特性によって構成されるパターンを用い、主に立体作品や写真作品を制作。
これらの作品と周囲の環境がお互いに関係を構築することで表情を浮かび上がらせ、新たな情景を生む装置のような存在となることを目指す。
また公園や港などでの屋外展示やパブリックアートなどの常設設置となる作品も多数手がける。

主な作品に
2018年「bubbles in flow 」「soragiwa 」(関西国際空港)、「GLOWING GROWING GROUND」(大阪国際空港)
2017年「starry sky view」(旭町診療所)など。

主な展示に
2018年 「第14回大分アジア彫刻展」豊後大野賞(朝倉文夫記念館/大分 )
2017年 個展「Ray」(西武渋谷全館)
2016年「第13回大分アジア彫刻展」 優秀賞(朝倉文夫記念館/大分 )
2015年「EAST-WEST ART AWARD 2015」 Grand Prize (London)
2014年「第13回 KAJIMA彫刻コンクール」 銀賞(鹿島KIビル/東京)
2013年 「神戸ビエンナーレ2013アート イン コンテナ国際展」 準大賞(神戸)など。

野老朝雄  プロフィール

幼少時より建築を学び、江頭慎に師事。
2001年9月11日より「繋げる事」をテーマに紋様の 制作を始め、美術、建築、デザインの境界領域で活動を続ける。
単純な幾何学原理に基づ いて定規やコンパスで再現可能な紋と紋様の制作や、同様の原理を応用した立体物の設計 /制作も行なっている。
主な作品に、大名古屋ビルヂング下層部ファ サードガラスパターン、東京 2020 オリンピック・パラリンピックエンブレム、大手町パークビルディングのための屋外彫刻作品などがある。

 

森純平  プロフィール

1985年マレーシア生まれ。東京藝術大学建築科大学院修了。
在学時より建築から時間を考え続け、舞台美術、展示、まちづくり等、状況を生み出す現場に身を置きつづける。
2013年より千葉県松戸を拠点にアーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」を設立。
主な活動に遠野オフキャンパス (2015-)、ラーニングをテーマとした「八戸市新美術館設計案(共同設計=西澤徹夫、浅子佳英)」(2017-)、東京藝術大学美術学部建築科助教(2017-)。